クロスバイクに乗り慣れてくると、もっと楽に速く走りたいと思うはず。
クロスバイクは基本、前傾姿勢。
この前傾を深くすると、より前傾で空気抵抗を抑えることができる。
速度も速く。
今回はブリヂストンのクロスバイクTB1のハンドル高さ調整です。
注意が必要ですが、慣れてしまえば調整は簡単。
![たびと](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2022/09/1630451053376-e1663720705619.jpg)
下げ過ぎ注意です。
- クロスバイクのハンドルの高さ調整をするとどうなる?
- 自分で調整できる?
- 高さの調整方法は?
![あんこ](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/20230304_221044-e1677936116210.jpg)
自転車を楽しんで頂きたいのですが、安全第一。
構造が専門的なため、間にあるベアリング等の部品には触れません。
調整後、ハンドルを真っすぐ固定できないと走行に支障をきたす場合があります。
もし整備に不安があるようでしたら、自転車屋さんにお願いする。あるいは、作業後に自転車屋さんに確認してもらうと安心です。
クロスバイクのハンドルの高さについて
ハンドル高さを調整すると
![ロードバイクの赤いハンドル](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/1501541_s.jpg)
一般的にシティサイクルのようにハンドルは高ければ、上体が起きているので姿勢は楽です。
逆にロードバイクのようにハンドルを低くすると速度が出しやすくなります。
前傾で風の抵抗が減るし、ペダルにも力をかけやすい。
その分、重心のバランスが悪いと上半身(腕、肩、首など)にかかる負担増。
もとからクロスバイクは前傾になりますので、どちらが良いというわけではなく。
丁度いいところにします。
異常に高い、低い場合も負担が増しますので気を付けましょう。
クロスバイクのハンドルの適正な高さ
![夕方に撮影したTB1の写真](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG_20230331_222135.jpg)
一般的にクロスバイクのハンドル高さは、サドルの高さに合わせると良いとされています。
ただ最初からこのセッティングは厳しい。
「TB1のサドルの高さは?クロスバイクを購入したら最初に調整しよう。」にもあるように、自転車はハンドル、サドル、ペダルの3点でバランス良く重心を分散させる必要があります。
だんだん乗り慣れて、その時にご自身が一番負担が少なくリラックスできるセッティングをすれば問題ないと思います。
乗る人の身長や腕の長さ、体幹、走る距離、交通量、道の起伏、好み等々にもよるはず。
せっかくの自転車、辛い思いをして乗るのではもったいないですから。
高さ調整に必要な工具と難易度
高さ調整の難易度
![クロスバイクのハンドル](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/1223329_s.jpg)
初めて行う時は、少し慎重に行う必要があります。
工程が分かれば難しい作業ではありません。
ただ注意書きにあるように、ハンドルを真っすぐに戻す必要があります。
目安を付けて、目を凝らして真っすぐ。
作業自体は、慣れてしまえば10分かからないと思います。
必要な工具
六角レンチ4、5、6mmのいずれか
TB1は、5mmを使います。
![あんこ](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/20230304_221044-e1677936116210.jpg)
これだけ。
ハンドル高さの調整方法は?
高さ調整のポイント
![ステムとコラムスペーサーの説明](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_20230408_093952.jpg)
ステム(ハンドルとフレームを接続しているパーツ)の下にコラムスペーサーというパーツが入っています。
![コラムスペーサー3枚](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230402062955-300x169.jpg)
TB1の場合、1cm幅が3枚。
3枚分入れ替え可能です。
こちらとステムを入れ替えることで、好みの高さに調整していきます。
調整の手順
①調整を始める前に、フロント周辺の様子を確認しておくと安心です。
調整後にこちらと違う状態にならないように。
![TB1ステム下部分](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171040.jpg)
![フロントフォーク上](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171023.jpg)
②最初にステム上部の蓋を外します。
小さい部品ですので失くさないように気を付けて下さい。
![ステム上から](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331165915.jpg)
![ステム上部の蓋を外す](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170001.jpg)
③ステム横のボルト2本を六角レンチで緩めます。
ステムが上に抜ければよいので、完全にボルトを外さなくて大丈夫です。
![ステム横のボルト2本を六角レンチで緩める](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170741.jpg)
④頭が出てきたボルトを六角レンチで緩め、キャップを外します。
ハンドルとタイヤが連動しない状態になります。
![たびと](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2022/09/1630451053376-e1663720705619.jpg)
これがとても重要。
![ステム上のボルトを六角レンチで緩める](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170553.jpg)
![トップキャップのボルトを六角レンチで緩める](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170629.jpg)
![ステムのトップキャップを外す](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170700.jpg)
![ステムトップキャップ](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230402063043-300x169.jpg)
こちらトップキャップ。
どこかにひとまず置いて下さい。
![トップキャップを外した状態](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331170840.jpg)
⑤ステムを上に引き抜いて、好みの枚数のスペーサーと入れ替えます。
※こちらでは3枚分入れ替えてみました。
![ステムを引き抜く](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171147.jpg)
![スペーサーを抜き取る](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171302.jpg)
![ステムとスペーサーを入れ替える](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171421.jpg)
![スペーサー1枚分下げた場合](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171341-300x169.jpg)
(例)スペーサー1枚分下げた場合
⑥キャップを取付けます。
まずは簡単にクルクルと。
![キャップを取付ける](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171514.jpg)
![キャップ上のボルトを締めていく](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331171548.jpg)
⑦軽くしまったら前方からタイヤを脚で挟んで、ハンドルが真っすぐになるように締めていきます。
この時、ボルトを緩めた時の感覚を思い出します。
私の感覚としては”ハンドルとタイヤが連動するまで”です。
固定はされたけど、力を加えればハンドルは動くという状態。
締め過ぎ注意!
![前方からタイヤを脚で挟んでボルトを締める](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331172203.jpg)
![前方から確認する](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331172147.jpg)
こちらは極端な悪い例です。
曲がってます。
![真っすぐではないハンドル](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2024/03/img202303311722353418457408902558779-edited.jpg)
⑧今度は乗車方向から見て、真っすぐに取付けできているか確認します。
自分なりに何か目安を付けると良いと思います。
私はこんな感じ。
![目安をつけて真っすぐに取付け](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_20230408_101919.jpg)
⑨真っすぐを確認できたら、ステム横の2本のボルトを均等に締めていきます。
こちらも緩めた時の感覚を思い出します。
![ステム横の2本のボルトを均等に締める](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331172514.jpg)
⑩ボルトの増し締めをして、蓋をします。
![ボルトの増し締め](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG20230406164556.jpg)
![ステムトップの蓋をする](https://www.bokuno-blog.net/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230331172605.jpg)
⑪最後に以下を確認。
- フロント周辺に異常はない。
- ハンドルは真っすぐ。
- 前を持ち上げて、前輪は正常に動く。
- 前を持ち上げて、軽く落とした時にガタつきはない。
- 走行に異常はない。
あとは実際にしばらく乗ってみて、ハンドルの高さが自分に合っているか確認していきます。
まとめ
クロスバイクTB1のハンドル高さ調整についてまとめると、
ハンドルを低くすると速度が出しやすくなるが、負担が増すかもしれない。
高くすると姿勢は楽だが、速度は出しにくくなる。
ハンドルの高さはサドルに合わせると良いが、
その時の自分にとって一番負担が少なくリラックスできるセッティングでいい。
ハンドル、サドル、ペダルの3点でバランス良く重心を分散。
高さ調整作業は難しくないが、ハンドルを真っすぐに戻す必要がある。
です。
今のところ、私のハンドルはサドルより高い位置にあります。
それなりに距離を走るので、疲れすぎないようにするためです。
ただ低くすればいい、ではないので難しい。
バランス。
私の場合はまだまだ調整が必要かな。