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自転車は夜間走行する際は、必ず前照灯(フロントライト)を点灯しなければいけません。
無灯火は危険ですし、罰則があります。
もちろんライトが点いていること自体が大事なのだけど・・・。
私は自転車通勤を始めた頃、ライトを点けていたけど夜間に転倒しました。
もう少し前を照らせていたら、防ぐことができたと思います。
そんなことがないように。
自転車のライトの明るさについて。
もちろん最初から付いているライトでも間に合うことも多いと思います。
ライトを選ぶ基準を参考に検討します。
- 自転車フロントライトの役割は?
- フロントライトの明るさ・選び方は?
- どんなライトがある?
※記事の後半では、日本メーカーのCAT EYE(キャットアイ)のフロントライトをいくつか紹介しています。信頼性があり、どのお店でも取扱いのあるメーカーさんです。黒猫さんのマーク、自転車屋さんで見たことある方も多いと思います。
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自転車のフロントライトについて
夜間はライトを点灯する必要がある
まずはライトのルールについて。
各都道府県で定められていますので、お住まいの自治体のホームページ等で確認してみて下さい。
下記は、私が住んでいる埼玉県の例です。
安全を考慮したものですから、基本は変わらないと思います。
夜間はライトを点灯しなければいけません。
※法律の文章より分かり易いものを記載しています。
ライト(法令用語では灯火)で、自転車に義務付けられているのは「前照灯」と「尾灯」の二つです。(埼玉県道路交通法施行細則第7条。罰則:5万円以下の罰金)
前照灯(ヘッドライト)
前照灯は進行方向を照らす前向きのライトです。障害物を確認することのほか、自分の存在や進行方向をほかの人に伝える役割があります。
光の色
光の色は白か薄い黄色とされています。(白色LEDライトや着色していない電球の光の色はこれにあたります。)
明るさ
明るさは10メートル先の障害物が見えることとされています。(ライト表面の汚れや電池の消耗で暗くなっていないか点検しましょう。)
光の向き
光の向きは前方下向きとされています。(下向きにすると道路上の障害物が見やすくなります。上向きでは光がほかの人の目に直接入り、目がくらんで事故につながる恐れがあります。)
前照灯・尾灯以外のライト
前照灯・尾灯以外のライトを使う場合は、ほかの人の交通の邪魔にならないようにしなければなりません。(埼玉県道路交通法施行細則第10条第3号。罰則:5万円以下の罰金)
取付け位置
白い光のライトを後ろ向きにつけたり、赤い光のライトを前向きにつけたりしてはいけません。ほかの人が自転車の進行方向を誤認し、交通事故につながる危険があります。
点滅する小さなライト
点滅する小さなライトは、自分の存在をほかの人に伝えるのには有効ですが、10メートル先の障害物を見つけるのには不適切ですので前照灯の代わりにはなりません。前照灯をつけたうえで、補助的に使用しましょう。
「埼玉県道路交通法施行細則(自転車関係)について」より引用
フロントライトの役割
簡単に表すと、
- 自分が見えるように照らす
- 相手に見えるように照らす
です。
自転車進行方向を照らして安全に進むこと、かつ相手に誤認させることなく自分の存在を知らせるといった役割です。
前方を照らして自分の視界を確保。
そして照らすことによって、相手に自分の存在を知らせます。
例えば、夜間に見通しの悪い十字路で前方を照らすことができれば、横から来る人にも「こちらから来てますよ。」と知らせることができます。
”相手に”はけっこう大事な点かと思います。
ライトの明るさ
前述の埼玉県の例では「10メートル先の障害物が見えること」とあります。
進行方向に何があるか、確認できることが大切。
一般的に自転車のフロントライトは、以下2つの単位で明るさを表していることが多いようです。
- ルーメン(lm)・・・光源から放たれる全ての光の量(光束)の単位
- カンデラ(cd)・・・光源から放たれる光の強さ(光度)の単位
ちょっと分かりにくいですが。
こちらを参考に明るさを選択します。
自転車フロントライトの選び方
ライトを選ぶ基準
ではライトを選ぶ基準を見ていきます。
日常使いであれば、主に以下で検討すれば良いと思います。
- 時間
- 速度
- 道
- 用途
自転車に乗る時間帯やライトを使用する頻度を考えます。
あと気を付けたいのは、日が短い季節は明るくなるのも遅い、暗くなるのも早いという点。
もし昼間しか乗らないにしても、万が一に備えて用意はしておきましょう。
自動車は、速度が速いので遠くを照らして次の動きに備えます。
自転車も速ければ速いほど、より前方の視界が必要。
次の動きに余裕がなければ危険です。
気付いた時には間に合わない、がないように。
走行する道の環境も大事です。
交通量や街灯等の有無、路面の状況等々。
車や自転車、歩行者はどうか。
建物の明かりや車のライトの量とか。
路面に関しては道が悪いなら、しっかり照らしたいところ。
こちらは前述の道とも重なる話ですが、自転車の用途です。
通学・通勤や毎日の買物なら、良く知っている道。
サイクリングで知らないところに行くとなると、道の状況が分かりません。
いつも同じ道を行き来するのと、いろいろな知らない道を通るというのでも話が変わってくるはずです。
必要なライトを考える
上記の基準を基に必要なライトを選んでいきます。
私の場合は、以下の点で判断しました。
※細かく見ていけばサイズや重量、デザインも大事かと思いますが、今回は主に明るさ等の使い勝手を見ていきます。
- 明るさ
- 調節機能
- 電源
- 使用時間
- 防水性
- 価格
明るさ・・・街灯が少ない暗い道を走るので、200~300lmは欲しい。
調節機能・・・明るい道も通る、調節できると対向車にも迷惑を掛けないし電池の節約になる。
電源・・・明るいライトが良かったので充電式。
使用時間・・・頻繁に充電するのは面倒なので、ある程度使用時間が長いものがいい。
防水性・・・通勤に使うので、防水必須。
価格・・・いきなり高価な物には手を出せない。夜間走行が増えた場合、次回はちょっと良い物を。
自転車ライトの注意点
ライトの照らす方向は、前方やや下向きです。
対向車が眩しくならないように角度調整します。
高価なライトは、見る人が見れば分かります。
取り外しが簡単ですし。
その場を離れる時は取り外した方が安全です。(私のライトは、そこまで高価ではないけれど基本外しています。)
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自転車フロントライトいろいろ
自転車に固定されている標準装備のライトは、皆さんご存じかと思います。
取付けタイプのライトについて、こちらでは日本メーカーのCAT EYE(キャットアイ)のフロントライトをいくつか紹介しています。
実はネットで探すと、価格が安い商品もたくさんあります。
でも初めて買うなら安心して使えるものが良いと思います。
慣れたら他を試すのもいいかも。
標準装備のライト
一般的に自転車に最初から付いている固定ライト。
電池や充電、盗難等を気にしなくてもよいのは魅力です。
比較的街灯がある道では問題なく使用できると思います。
暗い道は、ちょっと厳しい。停車中はライトが点灯しない。
※残光機能で停車後も一定時間は点灯する商品もあるようです。
そんな時は追加ライトを考えた方がいいかもしれません。
私も転ぶまでは、標準装備のライトで明るさは足りているのか、までは考えていませんでした。
主に以下のライトです。説明は簡単にですが。
ローラーがリムに接触することで発電して点灯するライト。
タイヤが回ることによって点灯、摩擦音もなります。
上記のダイナモライトを我が家のママチャリに付けたのですが、ペダルの軽さにびっくり。
昔はペダル重たくなるから、点けるの嫌だった・・・。
タイヤが回ることで発電して点灯するライト。
私が乗っているブリヂストンTB1もこのタイプで自動点灯です。
音も静かで、ペダルが重くなる感じはほぼありません。
電池式フロントライト
CAT EYE(キャットアイ)の電池式ライト。
そこまで遠くを照らすことはできませんが、いくらか街灯のある道であれば問題ないように思います。
比較的安価で、急な電池切れでも入手しやすい単三電池。
※光の明るさを表す単位はlm(ルーメン)で記載しています。付属の取付けブラケットは共通。対応径は、22~35mm。
明るさ | 50 lm |
電源 | 単3形乾電池 2本 |
使用時間 |
|
防水性能 | × |
電池式の定番モデル(800カンデラ)です。
こちらは防水ではありません。(小雨程度なら使えなくもありませんが、推奨しません。)
比較的手ごろな価格で手に入ります。
雨天では利用しなくて、一般の自転車に付いているダイナモライト等と同等程度で問題ないのであればおすすめです。
※こちらは実店舗販売のみ(2023年7月現在)
明るさ | 50 lm |
電源 | 単3形乾電池 2本 |
使用時間 |
|
防水性能 | 〇 |
アーバンと比べて明るさが1700カンデラにアップ。
イメージとしては、明るさは同じだけど範囲が広くなった感じです。
こちらは電池残量が分かるバッテリーインジケータ搭載(スイッチが赤く点灯)。
防水性があり、アーバンより便利になったモデルです。
ただ実店舗のみの販売なので、価格はあまり値下げしていないことが多いと思います。
充電式フロントライト
CAT EYE(キャットアイ)の充電式ライト。
けっこう高価ですが、ネットショップで安く手に入れられる物もあります。
そのため価格は表示していません。
※光の明るさを表す単位はlm(ルーメン)で記載しています。付属の取付けブラケットは共通。対応径は、22~35mm。
明るさ | ハイ:200 lm / ロー:50 lm |
電源 | USB充電(充電時間3時間) |
使用時間 |
|
防水性能 | 〇 |
ハイ・ロー・点滅の切り替えができる、充電式の定番モデルです。
バッテリー一体式(本体ごと充電するタイプ)で、電池残量が分かるバッテリーインジケータ付き。
※こちらは実店舗販売のみ(2023年7月現在)
明るさ | ハイ:300 lm / ロー:100 lm |
電源 | USB充電(充電時間約4~8時間) |
使用時間 |
|
防水性能 | 〇 |
ハイ・ロー・デイタイムハイパーコンスタント(常時点灯に点滅機能を加えたモード)・点滅の4つのモードを切り替えができるバッテリー一体式ライトです。
300lmの明るさで、ローの100lmでも8時間使用できるのは心強い。
私はこちらを使っています。
基本ロー、暗い場所はハイ。
コスパが良いライトですが、実店舗で購入したのでほぼ値下げはありませんでした。
明るさ | ハイ:500 lm / ロー:250 lm |
電源 | USB充電(充電時間約4~8時間) |
使用時間 |
|
防水性能 | 〇 |
アンプの500lmタイプ。
こちらはネットでも買うことができます。
ローでも明るいですが、使用時間が短いです。
短い時間使うけど、道が暗い時や速度が速い場合に安心できる商品かと思います。
明るさ | ハイ:400 lm / ミドル:100 lm / ロー:50 lm |
電源 | USB充電(充電時間約6時間) |
使用時間 | ハイ:約3時間 ミドル:約8時間 ロー:約18時間 デイタイムハイパーコンスタント:約11時間 点滅:約60時間 |
防水性能 | 〇 |
最大400lmで、ハイ・ミドル・ロー・デイタイムハイパーコンスタント・点滅の5つのモードが使用できます。
一番の特徴は、バッテリーがカートリッジ式(本体とバッテリーが分離できる)であるということ。
別売りでバッテリーカートリッジがあります。
消耗したらバッテリーだけ交換。
または予備バッテリーとして。
明るさ | ハイ:800 lm / ミドル:400 lm / ロー:200 lm |
電源 | USB充電(充電時間約5時間〜9時間) |
使用時間 | ハイ :約2時間 ミドル :約3.5時間 ロー:約8時間 デイタイムハイパーコンスタント:約7.5時間 点滅:約100時間 |
防水性能 | 〇 |
ボルトの800lmタイプ。
充実の明るさ。
高価ですが、信頼性の高い商品。
これがあれば夜間は大丈夫そう。
まとめ
自転車のライトの明るさについてまとめると、
夜間自転車に乗る時はライトを点灯しなければいけない。
前方を照らして自分の視界を確保、また照らすことで相手に自分の存在を知らせる。
時間・速度・道・用途を基準にライトを選ぶ。
取付けは前方やや下向きで盗難に注意。
必要な明るさで安全に走る。
最初私は、自転車のライトちょっと高価だなって思ってました。
今は重要性が分かって(転んだから・・・)、買って良かったです。
もし今のライトが暗いと感じるようでしたら、見直しの参考に。
見えないって怖い。
丁度いい明るさで走ろう。
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