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私はブリヂストンTB1に乗っています。
雨でも快適に乗れるように泥除けが付いています。
通勤の時は、あった方が便利。
ただ時々気になることがありました。
もしかしたら、これを外すと軽くなるかもしれない。
通常クロスバイクは泥除けが付いていないわけだし、って。
今回はブリヂストンのクロスバイクTB1の泥除けを外してみます。
軽量化が期待できるカスタマイズです。
ただせっかく付いている泥除けなので、全ての方にお勧めできるわけではありません。
注意点もありますので。
- 自転車の泥除けを取り外すメリット
- 泥除けを外す注意点
- 泥除けを外す方法
今回はブリヂストンTB1の泥除けを取り外していますが、フルフェンダータイプの泥除けであれば対応できると思います。
各部分の確認ができるように、写真が多めです。ご了承ください。
自転車を楽しんで頂きたいのですが、安全第一。
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自転車の泥除けを外すことについて
自転車の泥除けを外すことのメリットと注意点について。
こちらを確認して、メリットの方が大きければ行っても良い作業かもしれません。
泥除けを外すことのメリット
自転車の泥除けを外すメリットを考えてみました。
- 自転車の軽量化になる
- 見た目が変わる
- タイヤの取り外しが少し楽になる
前後フルフェンダータイプのこの泥除けを外せば、自転車の軽量化が期待できます。
TB1の泥除けは、鉄製。
実際に泥除け前後の重さを量ると約 830 g でした。
※私が測定した重量です。誤差、ご了承ください。
これを外すと単純計算では、15.3kg(フレームサイズ480mm)が14.5kgになります。
泥除けが無くなることで、よりスマートな印象になります。
上に掲載している写真の通り。
・・・これはもう普通のクロスバイクですね。
タイヤを外す際に泥除けがジャマしません。
ただTB1の場合、タイヤ自体の耐久性が良いし、パンクしにくい。
頻度少なめです。
主な注意点
自転車の泥除けを外すことに関して主な注意点です。
- 雨が降った時の対策を考える必要がある
- きれいに戻すことができない可能性がある
- 自転車の保証等が受けられなくなる可能性がある
「雨の日は乗らない」と決めたのなら良いですが、雨天に乗るなら対策が必要です。
雨が降った時だけ、軽量で着脱可能な泥除けを付けるとか。
プラスチック製は軽量です。
どんなことでもうまくいかないことだってあります。
作業している中で変形してしまって、うまく戻せないこともあるかもしれません。
ナット等もやっぱり多少は傷が付きます(私の場合)。
これが一番大事かもしれません。
最初の「注意点」にも記載していますが、泥除けを外す行為が自転車本体の保証や盗難補償などに影響があるかもしれないということ(自転車の通常の使用以外、または改造行為に当たるか否か)。
TB1の品質保証と盗難補償。
そこをどう捉えるか。
例えば、お子さんが通学に乗っている自転車で保証・補償期間なら、きっとしない方が無難です。
※こちらは私の見解です。メーカーさんに直接確認したわけではありません。
必要な工具と事前確認
必要な工具
- モンキーレンチ(タイヤ固定ナット)
- プラスドライバー(前泥除け固定部分)
- プラスチックヘラ(タイヤ固定ナットキャップ)
- スパナ8mm(後泥除け固定部分)
- ミニペンチ(後泥除け固定部分)
- ラチェットレンチ または メガネレンチ 10、14、15mm(前泥除け固定部分、タイヤ固定ナット)
今回、TB1の泥除けを外した際に使用した工具です。
※カッコ内は用途。
こちらあくまで一例です。自転車に合わせて、お手持ちの工具をご用意ください。
タイヤ固定ナット(ハブナット)は、しっかり固定、だけど締め過ぎず、両側から均等に。
ボルトの角をなめないように気を付けて作業します。
きつく締まっている時は、長めのメガネレンチ等が安心です。
事前確認
赤い丸印が取り外し箇所です。
全ての作業に共通することですが、作業前の状態を確認しておきましょう。
私は写真に収めています。
全てではありませんが、一例です。
取付け時の隙間等は、戻す際の参考にしました。
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泥除けの取り外し方
ブリヂストンTB1の前後泥除けを外していきます。
こちらではタイヤ固定ナット等の部分を触れていますが、締付トルクの計測はしていません。
私の場合は、緩めた時の感覚を頼りに締め込み作業をしています。
心配でしたらお店の方に作業をお願いして下さい。
取り外し方
作業の際はケガ防止・汚れ付着防止のため軍手等の装着をおすすめします。
こちらは撮影の都合上、素手で作業をしています。
①タイヤを固定しているキャップを4個全て外します。
手で外せない場合は、ヘラやマイナスドライバーの先端を使います。
回すのではなく、横に引っぱる感じです。傷を付けないように。
②まず前の泥除け。
固定部のキャップを手で回して外します。
③前のネジをプラスドライバーで固定しながら、後ろから10mmラチェットレンチやスパナで完全に外せる手前まで緩めておきます。
固定が強くて、プラスドライバーが回りませんでした。少し緩めるとドライバーが回りました。
④14mmメガネレンチやモンキーレンチ等でタイヤ固定ナットを左右均一に緩めていきます。
少し緩めれば手で回すことができます。
⑤付いていたナットやワッシャーは順番があるので、そのまま手で持ちながら泥除け取付けステー(黒の固定する金具)を取り外します。
ステーが変形しないように、丁寧に行います。
外れたら、ナット等を順番に気を付けて手で軽く仮止めしておきます。
脱輪防止金具がしっかりはまっているか確認を。
⑥緩めておいた固定ボルトを外して、泥除けを取り外します。
ネジやボルト等を元に戻します。
⑦タイヤ固定ナットを左右均等になるように交互に締め込みます。
軽く締めたら、上から力をグイッと加えます。
締め過ぎ注意です。
ハブダイナモを傷める恐れがあります。
残念ながら、ネジが出るのでハブナットキャップがはまりません。
キャップをしないで錆びに気を付けるか、代替品(確認できていませんが)を探すか、ですね。
ちなみに後ろのキャップは大丈夫です。
次は後ろです。少し大変。
⑧後ろの泥除けに取り掛かります。
鍵の後ろ、前のギア付近の固定部分のナットを外します。
表裏ともに8mmスパナで対応できます。
私は裏側をスパナ、表側をペンチで回したり、入れ替えたりして作業しました。
少しづつしか回せないので、少し大変です。
もしかしたらタイヤの空気を抜いたり、作業に慣れているならタイヤを外したりすれば作業が楽かもしれない。後から気付きましたが・・・。
ここは狭いです。普通のプラスドライバーは厳しい。短い物でもダメでした。
先が曲がったドライバーであればいけるかもしれませんが、やってみないと分かりません。
⑨15mmメガネレンチやモンキーレンチ等でタイヤ固定ナットを左右均一に緩めていきます。
こちらも少し緩めれば手で回すことができます。
⑩泥除け取付けステー(黒の固定する金具)を手で押さえながら、ナットを緩めていきます。
ナットが外れたら泥除け取付けステーを取り外します。
外れたら、ナット等を順番に気を付けて手で軽く仮止めしておきます。
サイドスタンドやディレイラーハンガー(変速機を守るパーツ)が外れないように注意します。
ディレイラーハンガーを外すと、こんな感じ。
組み方が分かっていた方が、いろいろと作業がしやすいと思いますので。
あまりきれいではありません、すみません。
⑪後ろの泥除けを取り外します。
⑫サイドスタンド等の各パーツ、タイヤの軸の位置が問題ないことを確認したら、タイヤ固定ナットを左右均等になるように交互に締め込みます。
前のタイヤ同様、締め過ぎ注意です。
⑬歪みやナットの緩み等がないか確認。
後輪のハブナットキャップを被せて、作業完了です。
【参考】サークル鍵を外すこともできるけど・・・
こちらは特に推奨しない作業です。
プラスドライバーでサークル錠を取り外すこともできますが・・・おすすめはしません。
確認まではしていませんが、ブリヂストンTB1の3年間の盗難補償にも影響してしまいそうですし。
せっかくすぐに駐輪できる仕様なので、そのままがいいかな。
ちなみにこちらのサークル錠は、260 g (鍵含む)でした。
※私が測定した重量です。誤差、ご了承ください。
これの代わりに盗難対策のしっかりしたワイヤー錠を用意した場合、重さとしてはそれほ変わらないかもしれません。
まとめ
TB1の泥除けを外すについてまとめると、
軽量化が期待できるカスタマイズ。
せっかく付いている泥除け、全ての方にお勧めできるわけではない。
メリットとしては、自転車の軽量化になって、見た目が変わって、タイヤの取り外しが少し楽になる。
泥除けを外すと、雨が降った時の対策を考える必要がある。
きれいに戻すことができないかもしれない、自転車の保証等が受けられなくなるかもしれない。
です。
実際に泥除けを外して何日か走ってみました。
うん、確かに軽快な感じがしました。
見た目もすっきりしますしね。
でも、
通勤あるし、雨降るし・・・。
ひとまず元に戻したけれど、実は戻す方が大変だったりします。
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