ブリヂストンTB1のレビュー≫

ブリヂストンTB1のレビュー。1万km乗ってみて分かったこと。

サイクリングロードで撮影したブリヂストンTB1

この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

私は自転車通勤を始める際に、

ブリヂストンTB1 を選びました。

クロスバイクなのに泥除けとか鍵付いてるし、

「ママチャリとそんなに変わらないんじゃないの。」

「他のクロスバイクと比べてどうなのかな。」って、思う人も多いはず。

たびと
たびと

私も選ぶ時にはとても悩みました。

TB1は充実の装備で快適な自転車通勤を支えてくれています。

あんこ
あんこ

通学自転車としても人気があります。

私がこの自転車を選んだポイントは・・・

  • 距離があるのでクロスバイクがいい
  • 愛着が持てるような良い自転車
  • あまりメンテナンスが要らない
  • 泥除けが付いている
  • パンクに強いタイヤ
  • カスタマイズができる
  • 耐久性に優れている
  • 初期費用が抑えられる
  • 3年間の盗難補償が付いている
  • カッコイイ!

です。

実際に1万km乗ったレビューをお伝えします。

乗ってみて良かったことや気になる点というのはありました。

お子さんの通学自転車として検討している方にも、TB1の魅力が少しでもお伝えできれば幸いです。

↑ 適応身長144cm~

↑ 適応身長155cm~

注意

※こちらの記事で紹介しているTB1は2021年9月に販売されていたモデルです。2024年1月現在大きな変更点はないようですが、仕様が異なる可能性があります(一部記載あり)。

※比較したXB1、LB1は2024年1月現在の仕様です。

TB1は通勤・通学に向いているクロスバイク

ブリヂストンTB1の画像

ブリヂストンTB1は、一般的なクロスバイクと一部仕様が異なります

まずは一般的なクロスバイクとの比較から。

これを参考にこの先を読んでいただくと、TB1の特徴が分かり易いかと思います。

ママチャリしか乗ったことがなくても、あまり抵抗なく乗れる自転車です。

一般的なクロスバイクとの比較

下の表は同じブリヂストンのクロスバイク「XB1」と比較したものです。

※比較に必要な情報のみ記載しています。重量と全長は、TB1がサイズ480mm、XB1がサイズ490mmの数値です。記載内容は記事投稿時のもの。

※XB1は鍵やライトが付属していますが、一般的にクロスバイクに鍵や泥除けは付いてこないと思った方がいいです。

▶楽天市場でXB1を見る
TB1 XB1
サイズ展開2サイズ
(420、480)
4サイズ
(390、440、490、540)
カラー展開7色6色
ギア数7段
(前1×後7)
24段
(前3×後8)
シフトレバー右のみ左右
タイヤサイズ27×1-3/8WO
(英式バルブ)
700×32C
(仏式バルブ)
ホイールの
固定方法
ナット式クイックリリース
フレーム材質アルミアルミ
サドルスポーティースポーツ
前ブレーキVブレーキVブレーキ
後ブレーキローラーブレーキVブレーキ

ワイヤー錠付属
泥除け
(オプション有)
ライト点灯虫電池式ライト付属
重量15.3kg
(480サイズ)
11.9kg
(490サイズ)
価格(税込み)¥65,000¥72,000
参考:ブリヂストンサイクル株式会社ホームページ

【参考】LB1との違い

新しく発売された「LB1」は、とてもシンプルなクロスバイク

最近は何でも値上がりしている中で、この価格を抑えたモデルは驚きです。

  • 「LB1」2023年11月 発売
    重量:14.4kg / 価格(税込み) : 42,000円
  • 「LB1 DX」2023年12月 発売・・・LB1に前カゴ、泥除け、チェーンケースが装着されたモデル
    重量:16.5kg / 価格(税込み) : 49,000円

確認できた「TB1」との主な違いは下記です。

価格差もけっこうあります。

私も実際に店頭で確認してみました。軽量ですし、サイクリングを楽しむには十分なモデルかと思いました。

装備充実の「LB1 DX」でしたら、通勤・通学にも使うことができそうです。

▶楽天市場でLB1を見る
TB1LB1
サイズ2サイズ1サイズ(450)
カラー7色4色
ギア数7段6段
シフトレバーラピッドファイヤー
(親指と人差し指操作)
サムシフター
(親指1本操作)
タイヤロングレッド
(スーパーチューブ)
タフロードタイヤ
(ノーマルチューブ)
前ブレーキVブレーキツーピボット
キャリパーブレーキ
ライト点灯虫電池式ライト付属
参考:ブリヂストンサイクル株式会社ホームページ

その他の違い
ステム(ハンドルバーとフレームを接続している部分)とペダルの形状

充実の装備

こちらではブリヂストンTB1の充実の装備を見ていきます。

オートライト

ライト

暗くなってきたら自動で点灯するライトは心強いです。

ハブダイナモ式で若干の影響はあるのかもしれませんが、私はペダルは重く感じていません。

ダイナモ式よりは抵抗が少ないと思います。

7段変速ギア

ギア

フロントは1枚で、リアが3枚のギア付きで扱いやすいです。

普通に乗る分にはギアが外れることはないでしょうし、7段もあれば十分かと思います。

私は平地では3~5速に入れておよそ時速18~22km

上り坂で1~2速、下り坂で5~7速を使用しています。

最高速度は平地で時速25km、下り坂で時速30km前後といったところです。

危ないのでそれ以上は出さないようにしています。

比較的田んぼ道が多いので、スピードを出しています。

市街地ではもう少し控えめで走らないと危険かもしれません。

ペダル

TB1のペダルVP570

VP-570というブリヂストンのMTB用ペダルが採用されています。

一般的なシティサイクルに付いているペダルよりは接地面が少し広いです。

泥除け

泥除け

雨の日も走行するのであれば泥除けは必須なので、嬉しい装備です。

泥除けが無い状態で雨の日に走行すると背中がすごいことになります。

クロスバイクで後付けする時には、車種に適合するかなど下調べが必要です。

その点、純正品はきれいなデザインと安心感があります。

スポーティなサドル、シート高さ調整はクイック式レバー

TB1サドル斜め画像

慣れないうちはちょっとお尻が痛いですが、細長いサドルはスポーティ感を損ないません。

現行モデルのサドルは、デザイン変更になっているようです。もう少し先がシュッとしていて、かっこいいと思います。(2024.2.16現在)

シートレバー

またサドル調整はレバー式なので、簡単に高さ調整が行えます。

最初のうちはサドルの高さを頻繁に変えるはずなので、工具不要なのは楽ですね。

鍵、サイドスタンド、ベル付き

鍵

本格的なクロスバイクには付いてないことが多いと思います。

鍵やスタンドが付いているので、速やかに駐輪できます。

TB1スタンド

またベルは、シンプルなものが付いています。基本的に鳴らすことはあまりないと思いますが必須装備です。

TB1の標準ベル

3年間盗難補償が付いている

TB1にはブリヂストンの3年間盗難補償が付いてきます。

しっかり施錠していても盗難の被害に遭わないとも限りません。

警察への届け出や鍵3本所持していることなどを条件に期間中1回のみ同一車種を税込み3,300円で代替車として購入できます。

TB1は一般のシティサイクルに比べれば高価な自転車ですので、万が一のこの3年間の盗難補償はメリットです。

TB1はメンテナンスが楽!

ブリヂストンTB1は比較的シティサイクルに近い装備で、本格的なクロスバイクほどメンテナンスに困らないと思います。

日常のメンテナンスはタイヤの空気補充と注油、掃除だけです。

部品の交換頻度も少ないので、費用もあまりかかりません

【参考】私が1万km走行するまでに交換した部品
  • Vブレーキシュー 2回
  • シフトワイヤー(インナーワイヤーのみ)
  • チェーン

アルミフレームのクロスバイク

ある程度の距離、具体的には5~15kmの通勤・通学にクロスバイクは最適です。

TB1は軽量なアルミフレームを採用したクロスバイクです。

一般的なママチャリが18kg前後に対して、本格的なクロスバイクは10~12kg前後の重さ。

TB1はおよそ15kgと装備の割には軽量です。

またアルミフレームは錆びにくいという特性があります。

パンクに強いタイヤで27インチ、英式バルブを採用

TB1の英式バルブタイヤ

自転車通勤・通学には常にパンクの心配があります。

TB1にはパンクに強いロングレッドタイヤが採用されていて、パンクのトラブルが起こりにくいと言えます。

タイヤサイズは27インチです。

またママチャリ等と同じ英式バルブなので空気入れの確保がし易いと思います。

一般的なクロスバイクのタイヤサイズは700cで仏式バルブ

出先で仏式の空気入れを借りるというのは容易ではありません。

こちらはおよそ1万km走行した私のTB1のタイヤの状態です。

今のところ一度もパンクはしていませんし、溝も残っています
※使用環境によって状態は異なります。

10000km走ったフロントタイヤ
約10000km走ったフロントタイヤ
10000km走ったリアタイヤ
約10000km走ったリアタイヤ

赤い丸印が摩耗インジケーターの位置を示しています。矢印の少し膨らんだ部分が交換時期を知らせる摩耗インジケーターです。

フロントタイヤはまだまだ大丈夫。

リアタイヤは、もう2000~3000kmくらいは行けるかもしれませんが、接地面が摩耗してきています。

一般の自転車のタイヤ交換目安は、3000~5000kmと言われています。

それを考えると、このロングレッドタイヤは驚異的に長持ちです。

フロントはVブレーキ、リアはローラーブレーキ

Vブレーキ

フロントは一般的なクロスバイクに採用されているVブレーキです。

制動力が高く、メンテナンスがし易い構造です。

ローラーブレーキ

一方リアはシティサイクルにも採用されているローラーブレーキ

制動力が高く、雨にも強いブレーキで音は静か

基本はメンテナンス不要

錆びに強いチェーン

TB1チェーン

TB1にはKMC製のステンガードチェーンが使われています。

錆びに強く、耐久性に優れたチェーンです。

※ステンガードチェーンもメンテナンス(洗浄・注油)は必要です。

現行モデルは、チェーンステー(ちょうど上の写真で「TB1」と記載のある辺り)にプロテクター(フレームの傷防止)が付いています。(2024.2.16現在)

【訂正】こちらのプロテクターは、私のTB1にも付いていました。「TB1」と記載のあるものがプロテクターでした。確認不足で誤った情報となり、申し訳ありませんでした。(2024.4.13) 

TB1のチェーンプロテクター

↑ 適応身長144cm~

↑ 適応身長155cm~

私はTB1をネットで購入しましたが、少し心配だったので店舗受け取りできるお店を選びました。

ネットを選んだ理由は、何かあれば自分で調べれば部品の交換やメンテナンスはできると思っていたから。楽しそうだし。

実際、自分でいろいろできた方が都合がいいです。自転車通勤でほぼ毎日乗るので、お店に持って行く時間はあまりないです。

どうしても手に負えない作業については、お店の方にお願いしようかと思っています。

TB1はカスタマイズできる?

TB1のカスタマイズ例の写真

TB1は一般的なクロスバイクと一部仕様が異なります

全く同じとはいきませんが、カスタマイズが可能です。

ハンドル高さやブレーキレバー角度などセッティングもクロスバイク同様に行えます。

  • TB1はフロントが1枚ギアなので、フロントのシフトワイヤー交換、フロントの変速調整の必要がありません
  • TB1はリアがローラーブレーキ。そのためリアのVブレーキ、Vブレーキシュー交換の必要がありません。(一般的なクロスバイクはリアもVブレーキであることが多いです。)

これもトラブルが少ない理由と言えそうです。

TB1の純正オプション

こちらはTB1の主な純正オプションです。

オプションパーツ価格(税込み)
フロントバスケット(スチール製)¥4,323
フロントバスケット(ステンレス製)¥6,743
フロントキャリヤ(FC-HA)¥4,477
チェーンケース¥2,244
リヤキャリア¥6,897
参考:ブリヂストンサイクル株式会社ホームページ

フロントバスケット

フロントバスケットを装着したTB1

いわゆる前かごです。取付けには別途フロントキャリヤ(FC-HA)が必要です。

こちら TB1用 と 電動自転車 TB1e用 があります。ご購入の際はお気を付けください。

あんこ
あんこ

通学に使うならあった方が便利です。

リアキャリア

後ろの荷台です。最大積載重量は18kg。

リヤチャイルドシート・リアバスケットは取付けできないタイプになります。

チェーンケース

衣服を汚れや傷みから守ります。

クロスバイクはチェーンがむき出しになっているので長いズボン等は裾が巻き込まれたり汚れたりします。

このようなケースを付けるか、裾止めバンドをするなど対策が必要です。

購入時に純正オプションを付けたい場合

下記どちらかの対応になると思います。または、ノーマルを購入後にご自身で付けるという方法もあります。少し大変ですが。

  1. 前カゴ付き(スチール製)のTB1は、「自転車通販サイト【cyma】」であれば取り扱いがあります。(楽天市場、Yahoo!ショッピングにも出店あり)
  2. 自転車本体と一緒にオプションを同時購入して取付け依頼します。同時購入しても取付可能と記載がないお店については事前に確認した方が良さそうです。

※こちら大事な点なので、もう一度。フロントバスケットについては TB1用 と 電動自転車 TB1e用 があります。ご購入の際はお気を付けください。

カスタマイズ

こちらカスタマイズの例です。

  • ハンドルグリップ交換
  • サドル交換
  • ペダル交換
  • タイヤ・チューブ交換
  • ボトルゲージ装着
  • サイクルコンピューター装着
  • ライト追加
  • テールライト装着

ブリヂストンTB1の気になる点について

TB1の気になる点

通勤・通学自転車として、とても優秀なTB1ですが、

気になる点としては・・・今のところこんなところでしょうか。

泥除け付きでホイールがナット留めなのでタイヤ交換は大変。

たびと
たびと

ロングレッドタイヤなのでしばらく先の話。

標準装備が多いので重たい。

あんこ
あんこ

これだけ装備して15kg程度なら十分軽い。

サイズが2種類しかない。

たびと
たびと

サドルやハンドル高さ等の調整で対応。

オートライトは街灯が少ない道では暗い。

あんこ
あんこ

暗い道を走るなら追加ライトを。

本格的な自転車が欲しくなる。

たびと
たびと

カスタマイズして我慢。後で欲しくなることが分かっている方は、最初から本格的なものを買うのもアリかもしれない。

おすすめできないカスタマイズ

TB1には向かないカスタマイズもあります。

下記カスタマイズは絶対にできないとは言い切れませんが、安全性や費用を考えるとあまりおすすめできません。

TB1の利点を失ってしまいますし、そこまでするなら普通のクロスバイクを買った方がいいかもしれません。

  • 27インチタイヤを700cタイヤに変える
  • リアブレーキをVブレーキに変える
  • ハブダイナモ付ホイールや泥除けを外すなど軽量化

ブリヂストンTB1はおすすめ

ブリヂストンTB1と夕焼け

ブリヂストンTB1は、通勤・通学はもちろん遠出だってできます。(先日は1日100km走ることができました。トラブルの不安がありません。)

本格的なクロスバイクではないけれど、自分なりに楽しんでいます。

1万km走りましたが、選んだポイントは間違っていませんでした。

  • 距離があるのでクロスバイクがいい
  • 愛着が持てるような良い自転車
  • あまりメンテナンスが要らない
  • 泥除けが付いている
  • パンクに強いタイヤ
  • カスタマイズができる
  • 耐久性に優れている
  • 初期費用が抑えられる
  • 3年間の盗難補償が付いている
  • カッコイイ!

ブリヂストンTB1は、通勤・通学はもちろんサイクリングだってできます。

1日100km走っても、トラブルの不安がありませんでした。

私の場合はTB1に乗り始めて、

  • 自転車通勤が継続できた(毎日の運動)
  • 節約になった(通勤を車から自転車に変更)
  • 自転車が趣味になった

といった生活の中に良い変化が生まれました。

そんな生活ですから、今でもいろいろ自分で試してロードバイクの予行演習のようなことをしています。

本格的なクロスバイクではないけれど、自分なりに楽しめる自転車だと思います。

購入を検討されている方の参考になると嬉しいです。

たびと
たびと

現行モデルのカラーは7色です。防犯登録も忘れずに。

↑ 適応身長144cm~

↑ 適応身長155cm~

当ブログについて

こちらのブログでは、ブリヂストンTB1のメンテナンス・カスタマイズなどを掲載しています。

参考になるか分かりませんが、走行距離もプロフィール欄に記載。

もう2年以上乗っているので、けっこう作業しています。

乗り始めてからも少しはお役に立てるかもしれません。

これからもゆっくりですが更新していきますので、良かったらご覧になってみて下さい。